熊本諸宗教対話グループ

 

       211日「熊本諸宗教対話グループ」は今年最初の行事として、菊池市の天台宗相良観音寺を訪問します。

     このグループは、1991年フランコ・ソットコルノラ神父が古川泰龍師と一緒に熊本市の手取教会で諸宗教対話研究会を開催したことを機に設立されました。そのとき100人以上の方々が参加し、会合の席上で熊本地区に諸宗教対話活動を継続的に行う団体として「熊本諸宗教対話グループ」を設立する提案があり、出席者のうち40人が諸宗教対話グループ設立に賛同されました。
   それから
4年の検討期間を置いて、カトリック教会の諸宗教対話推進にかかる指針を研究し、日本の主だった宗教の代表者の皆さんのご意見をいただき、わたしたちの対話活動をはじめました。活動内容は、毎年4回の会合を企画し、その度に神道・仏教・ほか宗教活動を行う寺院もしくは宗教事業所を訪問して交友の絆を固めることです。次回に訪問を予定している相良観音寺には71人の参加申し込みがあります。
    この会合のプログラムは、総じて同じスタイルのものです。訪問する寺院もしくは礼拝施設では、訪問先の宗教施設責任者から寺院・施設の概略紹介をしていただき、それにフランコ神父の短い解説がつづきます。そのあと、異なる宗教について相互に認識を深めるための質疑応答がされます。相互理解を深めることは、友好を深めるための第一歩です。それにつづく協力や共同の研究などは、友好関係の上に成り立つのです。

  
今年の「熊本諸宗教対話グループ」の活動計画は、相良観音寺訪問の次に
429日熊本県上益城郡山都の幣立神宮、69日熊本市の曹洞宗宗岳寺、1020日の会合では日本および世界における諸宗教対話の主な進捗状況の実際について情報交換予定です。
   真命山が創設し、お世話しているこのグループの活動は、植村氏の働きに負うところが多く、他に代わる人がいないほどですが、いまは幸いに長濱氏が手を貸してくださり、グループ・メンバーへの定期的連絡、報道機関への情報提供など事務の仕事を担当してくださっています。